神奈川県川崎市の社会福祉協議会へ新型コロナの貸付手続きをしてきた
こんにちは。
本日は2020年3月25日。
本日から社会福祉協議会で新型コロナの貸付手続きを行えると言う事で、朝一で管轄の社会福祉協議会行ってきました。
ちなみに、最後に4月7日の安倍首相の会見で話していた「フリーランスに最大100万円の支給」についても申請し受給もしましたので、興味あれば最後までご覧ください。
目次
社会福祉協議会の貸付って何?
根本的な内容ですが、社会福祉協議会の貸付とは都道府県が『生活費』を最大で4ヶ月分無利子で貸してくれる内容となります。(新型コロナの一時的な資金の緊急貸付の場合)
個人ではなく、1世帯単位となります。
私の場合自営業なのですが、仮に自営業の『仕事に関するお金』の貸付を希望の場合は、この社会福祉協議会の貸付では対応してもらえません。
社会福祉協議会の貸付とはあくまで『生活費』の貸付です。
もし仕事に関する新型コロナ関係の貸付をご希望の方は、日本政策金融公庫が対応してくれますので以下HPをご覧ください。
こちらも一定条件まで無利子で貸してくれます。
審私はこの日本政策金融公庫も申し込みまして面談をすませ、審査が通り現在最終の書類を郵送した所です。
詳しくは後半で紹介いたします。
仕事関係のローン返済にあてるのはNG
実は申し込み用紙にはローン返済の金額など書く欄があるのですが、今回仕事で使っている40万円程のPCやカメラの返済金額(ショッピングローン)も記入しました。
仕事用に買ったPCやカメラの返済が毎月2万円程度ありますが、正確にはこれは『生活費』ではなく『事業費』になるそうです。
なので、毎月のPCやカメラの2万のローンをこの社会福祉協議会の貸付から支払ってはいけないそうです。
ただ、実際には余程の事がない限り社会福祉協議会の貸付金を何に支払っているかの詳細には調べないそうですし、事細かく相談員に説明する必要はないそうです。
この辺りは『良心』にお任せしているとのことです。
ちなみに、住宅ローンもそれに当たるそうですが、グレーゾーンらしいです。
最寄の社会福祉協議会の調べ方
まずは、あなたが住む最寄の社会福祉協議会を調べましょう。
WEBで調べる方が多いと思うのですが、私が住む神奈川県の場合『区』毎に窓口が違います。
なので『社会福祉協議会 川崎市川崎区』や、『社会福祉協議会 川崎市幸区』で調べてください。
ちなみに、神奈川県の場合、横浜市と川崎市、相模原市は区で細かく分かれていました。
神奈川県にお住まいの方は以下、PDFの最下部でお近くの社会福祉協議会をご参照ください。
神奈川県社会福祉協議会・生活福祉資金≪特例貸付のご案内のPDF
社会福祉協議会の貸付は2種類ある
実は社会福祉協議会の貸付は2つあり、両方申し込める事もあります。
ただ、その場合は申し込みは全く別なので必要な書類や書く物も異なります。
手続きは一緒にできます。
緊急小口資金(休業された方向け)
こちらは申し込み後概ね1週間程度で振り込まれる貸付だそうです。
実際に、申込日から丁度1週間後に20万円が振り込まれていました。
借金ではありますが、これで1・5ヶ月分位の生活費は確保でき少し安心しました。
申し込みをその場でして、入金口座などの記入もします。
緊急の資金なので、余程の事がない限り審査にも落ちないらしいです。
基本が最大10万円で条件によっては最大20万円まで『1回だけ』貸付してくれます。
最大20万円になる条件は個人事業主だったり子供がいたり、コロナに感染した家族がいる等になります。
私は個人事業主なのでこの緊急小口資金にも申し込めました。
返済は最大で12ヶ月後からスタートでき、24ヶ月目までに返金すれば利子はかかりません。
返済スタート期間などはその場でご自身で決める事ができます。
緊急小口資金が振り込まれてから遅くとも12ヶ月後には支払いをスタートし、24ヶ月目には払い終えておく必要があり、それをすぎると利息が発生します。
24ヶ月目までに全額払い終えていないと3%〜5%の利息になるそうです。
基本的には毎月決まった額の返済を口座引き落としか、支払い伝票が届きゆうちょに振り込みになるそうです。
資金に余裕ができた場合、社会福祉協議会へ電話すると一括返済も可能だそうです。
緊急小口資金の返済期限は最大24ヶ月ですが、例えば6ヶ月に短かく設定する事も可能です。
ただ、その場合6ヶ月を過ぎて万が一全額支払えなかった場合利息が発生するので、最大の24ヶ月がベターだと感じました。
返済期限の設定する際お気をつけください。
- 緊急小口資金の対象者
- 新型コロナウイルスの影響を受け、休業等により収入減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付けを必要とする世帯
- 緊急小口資金の貸付上限額
- 10万円以内
- 緊急小口資金が上限20万円になるケース
-
・世帯員の中に新型コロナウイルス感染症の罹患者等がいるとき
・世帯員に要介護者がいるとき
・世帯員が4人以上のとき
・世帯員の中に個人事業主がいること等のため、収入減少により生活費が不足するとき
・世帯員に下記の①または②の子の世話を行うことが必要となった労働者がいるとき
①子の世話を新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、臨時休業した小学校等に通う子
②風邪症状など新型コロナウイルスに感染したおそれのある小学校等に通う子 - 緊急小口資金の利子
- 無利子
- 緊急小口資金の据置期間(返済しなくてもいい期間)
- 貸付の日から1年以内
- 緊急小口資金の返済期限
- 据置期間経過後2年以内(相談時に決定します)
総合支援資金〈生活支援費〉(失業された方等向け)
こちらの貸付は申し込みから、振り込まれるまで1ヶ月程度かかる貸付だそうです。
イメージ的に、失業保険に似ていると感じました。
こちらは『定期的に区役所などに出向き生活費の改善相談や、就業支援』を受ける必要があります。
生活支援費を神奈川県から借りるので、あなたは生活改善のためにどんな努力をしていますか?と言う相談を定期的にする必要があるそうです。
ただ、コロナの影響で総合支援資金を申し込んだ場合は例外的に『定期的な相談』は必要ないそうです。
まぁ相談したところで『コロナが落ち着いたら改善すると思います』としか言えないですしね。。。
総合支援資金は申し込みをしてから審査をして、審査が通ってから後日入金の手続きとなります。
単身世帯で最大15万円、複数世帯で最大20万円となります。
最大3ヶ月分貸してくれ、単身世帯なら45万円、結婚していたら60万円まで貸してくれます。
一緒に住んでいるとか、単身とかは住民票で判断しています。
振り込みは毎月20日で、3ヶ月に渡っての入金となり、一括で入金される訳ではありません。
私の場合だと、5月20日・6月20日・7月20日に振り込まれます。
こちらの返済は、最大1年間は返済する必要はなく、最長10年間で支払い終えればOKです。
- 総合支援資金〈生活支援費〉の対象者
- 新型コロナウイルスの影響を受け、収入の減少や失業等により生活に困窮し、日常生活の維持に困難し、日常生活の維持が困難となっている世帯
- 総合支援資金〈生活支援費〉の貸付上限額
- (単身世帯)月15万円以内、(複数世帯)月20万円以内。ともに貸付期間は原則3月以内
- 総合支援資金〈生活支援費〉の利子
- 無利子
- 総合支援資金〈生活支援費〉の据置期間(返済しなくてもいい期間)
- 貸付の日から1年以内
- 総合支援資金〈生活支援費〉の返済期限
- 据置期間経過後10年以内(相談時に決定します)
- 総合支援資金〈生活支援費〉の要件
- 原則、自立相談支援事業等による支援を受け付け、継続的な支援を受けること
社会福祉協議会の貸付を申し込みする前に用意する必要書類等
社会福祉協議会の貸付を申し込みする前に用意する必要書類などは以下となります。
社会福祉協議会のHPには記載が無い物もありましたので、私が追記しておきました。
HPに無い物が必要なんて・・・きちんとHPに書いといてもらわないと用意できません・・・と文句言ってしまいましたw
- 身分を証明できる書類(運転免許証や健康保険証など)
- 本人の印鑑(登録済み印鑑)
- 印鑑証明書
- 住民票謄本(世帯全員記載のもの)
- 貸付金の振込先口座として指定する口座(本人口座)が確認できる通帳やキャッシュカード
- 銀行印
- 新型コロナウイルス感染症の影響による収入等の減少の状況が明らかにわかるもの(減収する前後の給与明細、給与振り込み口座の通帳履歴、離職票、勤務シフト表、勤務シフトを記録したスケジュール表等で、休業により収入が減少した(または減少する予定)であることを確認できるもの)
社会福祉協議会の貸付の流れ
緊急小口資金と総合支援資金は別々のものなので、それぞれに申し込む必要があります。
ちなみに私3月25日の8時30分に行きましたが申し込み終わったのが11時頃でした。
本来は事前に電話で予約してからいかないとダメだったらしいですが、私は神奈川県の社会福祉協議会HPをみていたので予約が必要なことに気付きませんでした。。。
だって、社会福祉協議会のHPって「全国の社会福祉協議会」「都道府県の社会福祉協議会」「市区町村の社会福祉協議会」がそれぞれ独立していてるのですが、わざわざ3つのHP見に行かないですよ・・・。
なので、皆様は必ず「市区町村の社会福祉協議会」のHPをみて、電話予約してから相談しに行ってくださいね。
繰り返しになりますが、相談に行く前に必要書類を揃えておきましょう。
- 身分を証明できる書類(運転免許証や健康保険証など)
- 本人の印鑑(登録済み印鑑)
- 印鑑証明書
- 住民票謄本(世帯全員記載のもの)
- 貸付金の振込先口座として指定する口座(本人口座)が確認できる通帳やキャッシュカード
- 銀行印
- 新型コロナウイルス感染症の影響による収入等の減少の状況が明らかにわかるもの(減収する前後の給与明細、給与振り込み口座の通帳履歴、離職票、勤務シフト表、勤務シフトを記録したスケジュール表等で、休業により収入が減少した(または減少する予定)であることを確認できるもの)
ちなみに「収入等の減少の状況が明らかにわかるもの」に関しては、通常だとコロナの影響が大きい3月分の収益は4月に振り込まれると思うので、現時点で収入が減った証明するのはなかなか難しいと思います。
私は一応1月〜3月分までの銀行の出入金履歴を持参しましたが、『4月にならないと収入が明らかに減ったことを証明するのは難しい』と口頭で伝えたらとりあえずOKでした。
後日また確認するそうです。
緊急小口資金(休業された方向け)
必要書類を窓口で書き、印鑑を押し、銀行口座まで記載。
問題なければ、この手続きで終了。
1週間程度で指定口座に入金され、後日書類が郵送されるそうです。
総合支援資金〈生活支援費〉(失業された方等向け)
必要書類を窓口で書き、印鑑を押す。
概ね1ヶ月程度審査がかかり、審査に通ったらもう一度社会福祉協議会へ訪れて手続きの続きをする必要があります。
私は、銀行印を持って行ってなかったので『緊急小口資金の引き落とし口座』の手続きができなかったです。
ですので引き落とし用口座の書類を家に持って帰ってきました。
総合支援資金の手続きの続きをするときに提出しようと思っています。
でも、総合支援資金の審査に落ちたらどうしよw
※追記
2020年4月30日にやっと社会福祉協議会から電話があり、総合支援資金の審査が通ったとのこと。
5月1日に再訪して手続きをすることになりました。
最後に追記しております。
フリーランスの人に大して最大100万円を支給
5月1日の予定でWEBメインで申請出来ることになりました。
2019年度分の確定申告・青色申告・2020年の売り上げの帳簿(形式は問わない)があれば申し込めます。
2019年途中に事業を始めた方も、2019年の総売上の月平均額(5ヶ月の実績だとすると、総売上÷5すればOK)と2020年の売り上げを比較して、収入減少の証明できれば受給対象だそうです。
比較的簡単な申し込み方法なので、さっそく5月1日の朝一で申し込みました。
2020年1月〜12月のどの月でも前年より半減していれば申請可能
2020年1月〜12月の間の月の収入が前年と同じ月よりも半額以下になっていれば、その月の減収額×12ヶ月分を支給する。
例えば2019年の「1年間の売り上げが500万円」で同年3月の収入は50万円だった場合。(利益ではなく、売り上げです)
そして、2020年の3月の収入が20万円に減ったとします。(前年同月より売り上げが50%減以上が対象)
計算は以下となります。
500万円ー(20万円×12)=140万円。
法人の方は最大で200万円まで支給なので、満額の140万円支給。
私みたいなフリーランスは最大で100万円なので、上記の場合は100万円の支給となります。
実際に減収し、減収してからが申請可能なので、2020年の6月頃に収入が減った場合は2019年の6月と比較し、7月以降に申請可能となります。
つまり、2020年1月〜12月の間で1ヶ月でも前年よりも半額以下の売り上げになれば支給の対象となります。
私が5月1日に申請した時はサーバーが落ちたとか、申請できないとか言う人もいましたが、私はすんなりと1回で申し込みが終了しました。
ちなみに2020年の収入が減少した事を証明する『帳簿』はPDF・JPGなどの画像となるのでかなり簡易的な物でも大丈夫みたいです。
私はエクセルの帳簿をスクリーンショットし、それを送りました。
もっと簡単なものだと、ノートに2020年の売り上げが減少した月の売上金を手書きし、それをスマホで撮影して送ってもいいみたいです。
『帳簿』はオリジナルで構わないそうなので、かなり簡素な帳簿でもOKみたいですよ。
さて、本当に5月8日に振り込まれるかな?(平均では2週間後に振り込まれるそうです)
持続化給付金が振り込まれたのは3週間後
持続化給付金は「通常2週間程度で振り込まれる」と謳っていたのですが、ほとんどの方は2週間では振り込まれていませんでした。
実際私も3週間後に振り込まれました。
また、申し込み後も確認メールなどもなく、持続化給付金を申し込んだあとは一切連絡はありません。
なので、審査が進んでいるのか、自分が持続化給付金の審査から落ちたかなど、進捗状況は一切わかりません。
振り込みがあるのか、不給通知がくるかどちらかを待つしかありません。
通常2週間程度と謳っているのにもかかわらず、振り込まれずなんの進捗状況もわからなかったので、多くの方が不安になっていました。
最終的には無事に振り込まれましたが、この3週間は不安で何も手につかなったです。
総合支援資金の審査に合格しました
3月25日に面談をし、4月30日に審査が通ったと連絡がありました。
そして、5月1日に総合支援資金の本申し込みに行ってきました。
時間としては20分程。
書類3枚に名前と住所など書き終了。
5月20日・6月20日・7月20日にそれぞれ20万円ずつ振り込まれます。
仮に5月や6月に収入が回復した場合この貸付は止める必要があるのか聞いたのですが、その必要はないそうです。
利子もないのでそのまま貸付しておいてもいいですし、貸付を止めたい場合は連絡くださいと言う事でした。
また、特に生活改善のための相談も必要ないそうなので、基本的には今後社会福祉協議会へ連絡する必要はないそうです。
とりあえず、これで社会福祉協議会関連の貸付80万円の申し込みは終了です。
ちなみに、今現在は応募が殺到し審査に時間がかかっているそうで、緊急小口資金は2週間程度(通常は1週間)、総合支援資金(通常1ヶ月程度)もいつもより時間がかかっているそうです。
日本政策金融公庫の進捗状況
ここは『日本政策金融公庫』の貸付のお話で、事業者向けのお金の貸付申し込みのお話です。
自営業や自分で仕事を請け負っているフリーランスの方が対象のお話で、会社勤めの方には関係ないお話なのでお気をつけください。
日本政策金融公庫の貸付申し込みは必要書類を郵便で送って、一週間くらいで電話が来てそこから1週間程度で面談になり、さらにそこから1週間で融資の審査が終了しました。(今は郵送ではなくPCからも書類を送れるらしいです。)
4月3日に面談。
4月10日に速達で審査結果が届きました。
結果として審査通過で、融資してもらえることになりました。
金額としては通常の収入の1・5ヶ月分程度なのでそこまで多くないです。
今後の必要な作業ですが、『印鑑証明書』を1通用意する。
銀行へ行き、引き落とし口座の証明印をもらう必要がある。
マイナンバーカード持っているので印鑑証明書はコンビニで取得できますが、わざわざ銀行へ行く必要があるのは知らなかったです。
ま、コロナに配慮した手続きではなく、通常の融資の流れでの手続きなので仕方ない部分はありますが、人の集まる銀行へはあまり行きたいくないですね。。。
速達が届いたのが土曜日なので早速月曜日の朝一で銀行へ行って来て先ほど返信用封筒で送り返しました。(切手代がかかりまる)
今後は日本政策金融公庫側で、確認してから3営業日程度で指定口座へ入金されるそうです。
本日が13日の月曜日ですが、17日の金曜日までには振り込まれると思うんだけどな・・・。
と言うことで、14日の火曜日に日本政策金融公庫から電話があり、17日金曜日に振込手数料の除いた金額を振り込むって電話がありました。
無事に4月17日に振り込まれていました。
ちなみに日本政策金融公庫の貸付はコロナが影響の場合、金利がゼロになるのですが、いまだにその詳細はわかっていません。。。
内容としては、先に金利分まで返済し、後日金利分返金があるそうです。
でも、本当に『まだ何もわからない』のが現状です。
神奈川県川崎市の社会福祉協議会へ新型コロナの貸付手続きをしてきたのまとめ
さて、社会福祉協議会の貸付のお話でした。
HPに書いていない必要アイテムがあって戸惑いましたが、なんとか基本的な手続きは本日完了しました。
社会福祉協議会とか全然聞いたことなかったのですが『生活費の貸付』を普段からやっているんですね。
あくまで、貸付であって借金になってしまうのですが、私は個人事業主になってまだ4ヶ月で資金に余裕がないので満額で80万円で申し込みを行いました。
もちろん資金に余裕ができたら早期で返金する予定です。
あと、予約していなかったので2時間30分程かかりましたが、本来ならもう少し早く終わるのかもしれません。
また、めっちゃ混むと思っていたら来ていたのは私だけでした。
ま、予約制ですからねw
どなたかの参考になれば幸いです。
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